2月2日は節分。勘のいい子どもたちは、2~3日前から、身の回りの音や変化に気を付け始めます。
そして迎えた豆まき当日。
子どもたちの不安そうな表情とは裏腹に、めちゃくちゃ楽しそうな鬼たち。
実はこの鬼、事前にコスチュームや小物を準備し、動きを入念にチェックしながら、張り切ってやってきてくれた某園児の母なのです。筋骨隆々の鬼の、たくましい腕や太ももは、タオルや服で作りこまれたもの。自分のお母さんがこんなにたくましい姿になって、金棒を振り回し、自分たちを追い掛け回すなんて、夢にも思わない子どもたち。後に鬼自身も、「この事実を、いつ子どもにカミングアウトしようか…」と語っておられました。子どもは、うなされるかもしれませんね(笑)。
筋肉を表現するために何枚もの服を着こみ、お面をつけて全部で5回の豆まきを引き受けてくれた鬼たち。終わった時には、サウナから出てきた人のような大量の汗をかき、頭頂部からは湯気が出ていたとか。明日か明後日には、筋肉痛にも襲われることでしょう(笑)。
激しい戦いを繰り広げた後は、福の神の登場です。通常、福の神に静止された後、鬼は退場する段取りになっていますが、この鬼たち、楽しすぎて4回静止されるまで帰って行かなかったとか(笑)。
普段やんちゃな子どもたちに手を焼いている保護者の皆さま。今日は元気な鬼たちが、気合をいれて子どもたちの心の中の鬼を演じてくれました。豆をまいて鬼を追い払いながら、子どもたちもそんなことに少しだけ気付いてくれるといいですね。